お休み処「わびすけ」

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新型コロナウイルスと戦う

3月5日は二十四節気の「啓蟄」である。七十二候では「蟄虫啓戸」(すもごりむしとをひらく)。地中で冬ごもりをしていた虫たちが、土の扉を開け広げて出てくる季節である。スミレやれんげ草が咲き始め、春らしさが増してくる時期である。しかし、神奈川県を含む1都3県では緊急事態宣言解除が延期され、私たちの「啓蟄」は先延ばしになってしまった。

私たちは、今週とその翌々週にPCR検査を受けることになった。その結果が、気になるところではあるが、換気に心掛け、三密を回避し、検温、手指消毒やうがい、そしてマスク着用を心掛けているスタッフであっても、全員が対象である。

世間には、新型コロナウイルスに感染しやすく、そして死亡する人もいれば、ウイルスに強い抵抗力を持っている人もいる。また、感染しても自然治癒力が強い人もいれば、そうでない人もいる。

この違いはどこにあるのであろうか?今回は対コロナ、対疾病に関して、私がインターネットや書籍から得た知識をまとめると同時に、昔からの持論(偏見)を述べさせていただく。

第1に言えることは、コロナウイルスに罹患しないことである。360_F_361471504_NOrN1M3Y9neDMHv2RDuRABCvMUInQkdeこれは当然で、誰もが導き出せる持論であるが、平均湿度が40%より低い地域ではコロナ発生が多いと言われている。ウイルスと言う生き物は、湿度が高いと容易に不活性化されるのだそうである。したがって、自分の置かれた環境を不快指数が上がらない範囲で、湿度の高い環境にすることである。

第2は、自らの体を免疫力の強い体にすることである。免疫細胞は、悪いウイルスを退治する強い味方である。この免疫細胞の60~70%は「腸」に存在し、その数は100~1000兆個と言われている。そして、免疫細胞は、腸に存在する「腸内細菌」の環境が良くなると元気に活躍してくれるのである。したがって、この「腸内細菌」を増やすことが「病気に強い身体」を作るミソであろう。

では、腸内細菌の環境を良くし、活躍しやすい状態にするにはどのような手段をとれば良いのであろうか? それには発酵食品を多く摂ることである。日本固有の食品としてある味噌や漬物、納豆などの発酵食品は「乳酸菌」を多く含む食品として知られている。しかし、乳酸飲料やヨーグルトなどに含まれる一般的な「乳酸菌」や「ビフィズス菌」は「通過菌」と呼ばれ、腸内に定着して増殖することはない。たとえ生きていたとしても、数日で排出されてしまう。そのため、自分の体にもともと住んでいる「腸内細菌」を守り育てることが大切であると考えている。

 

そこで、高齢であり高血圧症・糖尿病の有病者でありながら、できれば新型コロナウイルスワクチンを接種したくない私は考えた。冒頭に記したウガイ、マスク、手洗い等の注意事項の遵守は励行しても、予防注射はしたくない。それには換気、加湿を行い、食生活を改善してみようと・・・。

私はまず、糖尿病の対策としてご飯(炭水化物)の摂取を控えめにし、まずは副食の野菜から食べ始めること、そして可能な限り納豆と味噌汁はほとんど毎日摂り、毎朝食時には可能な限りヨーグルトを摂る食事をすることにした。monosiri_Illust_02_pngこの食事形態を続けることで、1年で10kg弱痩せる事ができた。毎晩、晩酌を続けての結果である。しかしビールはカロリーゼロのものを愛飲し、おつまみにはナッツや漬物、チーズやキムチ、塩辛などを好んで食べるようにしている。

しかし、心配事がないわけでもない。主治医の先生からは「休肝日を作ってください」と言われるし、毎日醤油をかけて漬物(発酵食品)を酒の肴にしているためか、塩分の摂り過ぎ?で血圧が少し上がってきたように思える。(このことは主治医にはまだ内緒にしているが・・・)

何はともあれ、現在は初回の検査後1週間間隔を空けて2回目の検査を行うPCR検査は進行中。この結果は陰性と信じているが、ワクチンは接種しようかどうか思案中の毎日である。若し私が新型コロナウイルスに感染する、又はしているようなことがあったなら、読者の皆さんは大笑いして発酵食品を肴にして祝杯を挙げてください。

伊藤 克之